リンパ腫とちょび

アクセスカウンタ

zoom RSS その瞬間まで。

<<   作成日時 : 2015/10/29 10:10   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

画像10月28日、水曜日。
27日の深夜より、首振りがひどく呼吸もかなり苦しそうになっていた。
首振りは声をかけながら優しく両側から支えてあげると、
ほんの短い時間ではあるが、止む。
発作を起こし苦しんでいる患者が、家族の問いかけに応えるかのように。

呼吸はいびきをかくような音や、「ブシューッ。」、「ズズーッ。」
少しでも呼吸が楽になるように鼻の穴を少しずつ濡らしてあげるが、
変わらないようである。
そのうち、苦しそうに口呼吸を始める。


犬や猫は、鼻から吸い込んだ空気が通る道と、
口から入れた食べ物が胃に入る道とは、ほぼ分かれている。
したがって、口で息を吸い込んでも、
吸った息のほとんどはのどを通ってそのまま口から出てくるそうだ。
だから、苦しそうに口を開けて息を吸っているように見えても、
ほとんど吸気はできていないのだ。

朝が、診察時間が、待ち遠しかった。

午前7時。
一睡もしていないが、それはちょびも同じ。
苦しそうな体を拭いてあげ、口に水を含ませる。
スポイトはもう使わず、ガーゼを湿らせて口の中を拭いてあげる。
カートにゆっくりと寝かせ、病院へ。
病院では、補液、ステロイドや抗生剤、制吐剤の注射をしてもらう。
鎮静剤を投与した場合、首振りは止むかを相談するが、
「緩やかな安楽死」とでもいえるもので、
呼吸や心臓も止まる可能性があるから危険だと言われる。
安楽死…。
苦しむちょびの姿を見ていると、この3文字が頭をよぎる。
苦しむ時間を長引かせたと後悔するのか、
生ある時間を断ち切ったと後悔するのか。
決心はつかず、明日までの宿題として仕事場に戻る。

午前11時30分。
首振りや苦しそうな呼吸が激しくなるが、
骨だけのゴツゴツした体をそっと撫でることしかできない、
自分の無力さに今更のことながら気づく。

午前12時。
センター転院前の病院へ電話をし、鎮静剤の件を相談する。
「状態にもよるが、必ずしも安楽死になるとは限らない。
連れてきてくれれば最善を尽くします。」とのこと。
午後の診察時間は2時からなので、
1時頃に出かける準備をしようと、とりあえず安堵する。

午後1時過ぎ。
ころをクレートに入れ、ちょびに「ちょっと待ってて」と声をかけて、
洗い物をするため背を向ける。
ゴミを片付けたりしていると、
ちょびの苦しそうな呼吸音が聞こえなくなった。
「ちょび、どうしたん?」と
そばに行って撫でても、反応がない。
体はまだ温かい。
しかし、心臓や呼吸は止まり、
4本の脚は苦しみからだろうか、
死後膠着をしたかのように、硬く突っ張っていた。
「ちょび、ちょび!」
大声で呼びながら、人工呼吸や心臓マッサージをするが、何も変化は起きない。
心臓マッサージをしているときに見た時間は午後1時13分。
目を離したほんの一瞬の間に最愛のちょびは逝ってしまった。

ちょびは私の顔を見て「待て」をするのが苦手だった。
しつけ教室に迎えに行くと、
トレーナーがちょびに私の顔を見せてから、「待て」をさせる。
「迎えに来たのに、すぐに行きたいのに、なんで待てなの?」なんて感じで、
私とトレーナーの顔を見比べて、キョロキョロして、
それでも動いてはいけないと我慢をして。
「良し!」が出ると、ニコニコしながら飛んでくる。
私の「待て」にも、きちんと待つことができていた。
待てるはずだったのに。

涙が次から次へと溢れてきて、
顔中を覆っているように感じた。
これまでの人生で出したことのない、
大きな大きな声をあげて泣いた。


にほんブログ村 犬ブログ パピヨンへ
にほんブログ村
ランキングに参加しています。応援のポチッを頂ければ幸いです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
可愛い、可愛い、ほんとうに可愛くてたまらない、
最愛のお嬢さんだったんですね。

オトウサンの涙が、ちょびちゃんの苦しみを洗い流してくれたと思います。
ぷくたま
2015/10/29 16:59
ちょびちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ちょびちゃん、頑張ったね。
お写真のちょびちゃん、とても可愛くて素敵な笑顔…
とても愛されて大切にされていたのが伝わってきます。
お家に戻って、みんなと一緒に過ごせて嬉しかったと思います。

ちょびちゃん、本当によく頑張ったよ。
ゆっくり休んでね。
りかこ
2015/10/30 10:08
ぷくたまさん、りかこさん。
ありがとうございます。
ちょびがお二人とぼのくんとひとしくん、いずみちゃんと会えなかったことが残念です。
ちょびはきっと上手くできたと思いますから。
ころは犬に対してはいまいちですが(笑

また、お二人のところへお邪魔します。
ぼのとーちゃんさんにもよろしくお伝えください。

それでは。
ちょびころ
2015/10/30 16:53

コメントする help

ニックネーム
本 文
その瞬間まで。 リンパ腫とちょび/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる